こんにちは!松下公子です。

陸上競技場の赤いトラックのカーブ

今日は、褒め方のお話です。

「褒める」って、簡単そうに見えますよね。
でも実は、良かれと思って言った一言で、相手をがっかりさせてしまうことがあるんです。

私も最近、それを思いきりやってしまいました_| ̄|○

まずは、わが家で起きた出来事から読んでください。

「ただ褒めてほしかっただけなのに」

高校1年生の娘は、陸上部に入っています。

陸上は高校から始めたので、未経験。
正直に言うと、速いほうではありません。

2〜3週間前、県大会の予選がありました。
娘が走ったのは3000メートル。

応援しながら見ていると、11〜12人の中で真ん中くらい。
「ビリじゃなくてよかったね」
私はそのくらいの気持ちで見ていました。

ところが、ゴールしたあと、娘からLINEが届いたんです。

「ママ、県大会出場が決まったよ!」

私の頭の中は、はてなでいっぱいでした。
え?真ん中くらいだったのに、どうして?

娘のところまで走っていくと、本当に嬉しそうな顔で「県大会だよ」と。

ここで、あなたならどうしますか?

「すごいね!」
「頑張ったね!」
「やったね!」

普通はそう褒めますよね。

私も「すごいじゃん」とは言ったんです。
でも、そのあとが良くなかった。

「でも、なんで?そんなに速いほうじゃなかったのに」
「そっか、3000メートルは長距離できついから、やる人が少ないんだね」
「だから半分くらいの順位でも県大会に行けるってこと?」
「やっぱり、人がやらないことをやると選ばれるんだよね」

……娘を相手に、こんな分析を始めてしまったんです(^^;

娘はぽかんとしていました。
まわりには先生や先輩もいて、なんとも気まずい空気に。

帰り道、娘に泣かれてしまいました。

「私は、ただ褒めてほしかっただけなのに」

さらに、こうも言われました。

「ママはいつもビジネスの目線で考えるけど、私はまだ子どもなんだよ。なんでそんなふうに分析しちゃうの?」

本当に、その通りですよね。
「ごめんね」と平謝りしました。

もちろん、そのあと仲直りはしています。
それでも娘の心には、「傷ついたな」という気持ちが残ったと思うんです。

褒め言葉に「いらない一言」を足していませんか?

これは親子の話です。
でも、仕事や人間関係でも、同じことが起きていないでしょうか。

「すごいね」と言えば済むところで、

「もうちょっとこうすればよかったと思うけど、まあ良かったんじゃない?」

と、一言足してしまう。

うんちくを話したり、アドバイスを混ぜたり、理由を分析したり。

言っている本人は、褒めているつもりなんです。
私もそうでした。

でも、余計な言葉が入るほど、褒め言葉は薄まってしまいます。

相手の心に残るのは「すごい」ではありません。
「でも」のほうなんです。

そして「この人は、素直に認めてくれない人なんだな」と感じさせてしまう。
これが続くと、少しずつ信頼が削られていきます。

自分に置き換えると、よくわかりますよね。

私だって「すごい!」「さすが!」とまっすぐ言われたら、めちゃくちゃ嬉しいです( *´艸`)

わかっているのに、相手のことになると、つい回りくどくなってしまう。
ストレートに褒めるのが苦手な方は、実は多いんじゃないかと思います。

まっすぐ褒める「さしすせそ」

では、どう褒めればいいのか。

おすすめは、よく知られている褒め言葉の「さしすせそ」です。

さ「さすが」
し「知らなかった」
す「すごい」
せ「センスがいい」
そ「そうなんですね」

どれも短くて、ストレートな言葉ですよね。

この中で、少し意外に感じるのが「そうなんですね」かもしれません。
一見、褒め言葉には聞こえませんよね。

でも、相手の話や考え方、価値観に「なるほど、そうなんですね」と返すのは、相手を受け止めて、認めるということ。
これも立派な褒め方なんです。

「知らなかった」も同じです。
相手の話から学んだことを、素直に伝える。
それだけで「この人は、ちゃんと聞いてくれている」と伝わります。

5つもあれば、場面に合わせて使い分けられますよね♪

ポイントは、この言葉のあとに「でも」を続けないこと。

「すごいね」で、いったん止める。
アドバイスがあるなら、それは別のタイミングで伝えればいいんです。

そしてもうひとつ。
結果だけでなく、そこまで頑張ってきた過程も、まっすぐ褒めてあげてください。

娘の場合なら、「高校から始めて、ここまで練習してきたんだもんね」。
本当は、それを言えばよかったんですよね。

私も反省を込めて、娘の県大会では、まっすぐ「すごいね!」と伝えようと思います。

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