アナウンサー面接で頭が真っ白に… 緊張を味方につけるコツ

こんにちは!松下公子です。

「面接の途中で頭が真っ白になって、何を話したか覚えていません」
「家では言えたのに、本番だけ言葉が出てきませんでした」

アナウンサー試験の面接で、いちばん多いご相談がこれです。
そして、これはあなたの実力不足ではありません

頭が真っ白になるのには、はっきりした理由があります。
理由が分かれば、準備で防げます。
それでも固まってしまったときの、戻し方もあります。

今日はその両方をお伝えしますね^^

なぜ、頭が真っ白になるのか

原因① 答えを「文章」で覚えている

志望動機や自己PRを、一字一句そのまま覚えていませんか。
文章で覚えていると、1文字つまずいた瞬間に全部が飛びます

暗記した紙をなくしたのと同じ状態になるんですね。
だから真っ白になるんです。

原因② 「評価されにいく場」だと思っている

面接を「試される場」だと思うと、意識が全部自分の内側に向きます。
いま変じゃなかったかな、目線どうだろう、声震えてないかな…。

自分を監視しながら話すので、話の中身に集中できません。

原因③ 息が浅くなっている

緊張すると、無意識に息を吸ってばかりになります。
吐けていないので、声が高くなり、早口になり、さらに焦る。

体の側から起きていることなので、気持ちで抑えようとしても止まりません。

当日までにやっておく4つの準備

準備① 伝えたいことを「1つ」に絞る

面接で覚えて帰ってもらえるのは、多くて1つです。
「私はこの一言だけは残して帰る」を先に決めてください。

軸が1つあると、何を聞かれてもそこに戻れます。
これが真っ白を防ぐいちばんの保険です。

準備② 文章ではなく「素材」で用意する

答えを文章で覚えるのをやめて、キーワード3つだけ持っていきましょう。

たとえば志望動機なら「祖母/地元の朝の番組/名前で呼ばれた」のように。
言葉は毎回変わっていいんです。
むしろ、その場で選んだ言葉のほうが伝わります。

準備③ 声に出して録音し、聞き返す

頭の中で回しても、練習になりません。
声に出して、スマホで録音して、聞き返してください。

最初は必ず嫌になります(^^;
でも、自分の話し方を知っている人と知らない人では、本番の落ち着きがまったく違います。

準備④ 想定質問は「答え」でなく「入口」を決める

すべての質問に答えを用意するのは無理です。
そのかわり「この質問が来たら、あのエピソードに繋げる」という入口だけ決めておきます。

入口さえ決まっていれば、初めての質問でも歩き出せます。

直前5分でできる3つのこと

① 吸うのではなく、吐き切る
息は吸うより先に、ゆっくり全部吐いてください。吐き切れば、吸うのは体が勝手にやってくれます。

② 肩を一度上げて、落とす
緊張すると肩が上がります。わざと上げてから、ストンと落とす。これだけで声の出口が開きます。

③ 口を大きく動かして「あ・い・う・え・お」
顔の筋肉が固まったまま入室すると、表情が消えます。声を出さなくても大丈夫です。

それでも固まってしまったときの戻し方

本番で言葉が出てこなくなったら、こうしてください。

「少し考えさせてください」と、はっきり言う。

黙ってしまうのが一番よくありません。
沈黙が続くと、面接官は「答えられないんだな」と受け取ります。

でも「考えさせてください」と言えた人は、落ち着いて対応できる人に見えます。
実際、アナウンサーの現場でも、生放送で言葉が飛ぶことはあります。
大事なのは飛ばないことではなく、飛んだあとどうするかなんです。

そのあとは、準備①で決めた「伝えたい1つ」に戻ってください。
そこが、あなたの帰る場所です。

やりがちなNG3つ

NG① 緊張を隠そうとする
隠そうとするほど不自然になります。「緊張しています」と言ってしまっていいんです。

NG② 前の受験者と自分を比べる
待合室で聞こえてくる声に、耳を貸さないでください。比べた瞬間に、あなたの話が薄くなります。

NG③ 完璧に話そうとする
面接官は上手な話し方を探していません。一緒に働きたい人を探しています。

緊張は、消さなくていい

最後にひとつだけ。

緊張は「本気で受かりたい」という気持ちの裏返しです。
どうでもいい試験なら、誰も緊張しません。

消そうとしなくて大丈夫。
準備して、戻る場所を1つ持って、固まったら言葉にする。
それができれば、緊張したままでも伝わります^^

あなたの面接がうまくいきますように。


▼アナウンサー面接の準備を、段階ごとにまとめています。
アナウンサー面接の対策まとめ|第一印象・緊張・自己紹介

よくあるご質問

面接で頭が真っ白になるのは、準備不足だからですか?

準備不足とは限りません。答えを文章で丸暗記していると、1文字つまずいただけで全部飛びます。文章ではなくキーワード3つで持っておくと、飛びにくくなります。

本番で言葉が出てこなくなったら、どうすればいいですか?

黙り込まず「少し考えさせてください」とはっきり伝えてください。沈黙が続くより印象が良く、落ち着いて対応できる人に見えます。そのあと、事前に決めた「伝えたい1つ」に戻ります。

緊張しないようにする方法はありますか?

緊張は消さなくて大丈夫です。直前は息を吐き切る、肩を上げて落とす、口を大きく動かす。この3つで体の緊張だけを緩められます。