こんにちは!松下公子です。

先日、静岡へ出張に行ってきました。
名古屋の自宅に帰ってきたのが、夜の遅い時間。
それでも、その日の私はどこか満たされていたんです。
疲れているのに、心地いい。
その感覚が不思議で、なぜだろうと考えてみました。
今日は、そこで見えてきたことを書いてみますね。
昼は「営業幹部の皆さん」の前に立っていました
静岡に行った目的は、企業研修です。
営業幹部の皆さまに向けて、コミュニケーション研修をさせていただきました。
受講されたのは、私と同じくらいの年齢の方々。
50歳前後のベテランで、その日は全員が男性でした。
お伝えしたのは、共感ストーリー®という考え方です。
自分の経験と思いを語ることで、選ばれる存在になる。
これは、アナウンサーを目指す方だけのメソッドではありません。
営業の方にも、そのまま使っていただけるんです。
だって、営業って「モノを売る仕事」に見えて、実は違いますよね。
同じ商品を、同じ価格で、同じ条件で売っている会社はいくらでもあります。
そこで何が決め手になるかというと、「誰から買うか」なんです。
つまり、モノを売る前に、自分を知っていただく。
そのために、どんな話し方をするのか。
どんな伝え方をするのか。
私は今、「選ばれる伝え方コンサルタント」と名乗っています。
肩書きを変えたばかりなのですが、この日の研修は、まさにその名前どおりの時間でした。
2回目の研修だったこともあって、始まる前に「先生、お手柔らかに」なんて声をかけていただいて( *´艸`)
でも、お手柔らかに、しっかりお尻を叩いてきました。
締めるところは締める。
迷っている方を、ここだよと導く。
やりながら、自分でも思ったんです。
「私、これ得意だな」って。
夜は「女子アナの先生たち」とミーティングでした
そして名古屋に帰ってきてから、今度は打って変わって、まったく違う顔になります。
私は、アナウンススクールを運営しています。
そのスクールで教えてくださっている講師の皆さん——現役のアナウンサーの先生たちとのミーティングがあったんです。
毎週月曜日にグループレッスンがあるので、その内容をどうしたらもっと良くなるか。
最近こういう方が合格されました、という報告。
あの生徒さんは、ここをもう少し磨くともっと伸びますね、という話。
40分ほど、あれこれ話しました。
いつもは昼間にやっているのですが、この日は私の出張の都合で夜に。
昼はベテランの営業幹部の皆さまと学び合い、
夜は若い女子アナの先生たちと語り合う。
こうして書くと、まるで別人のようですよね(^^;
でも、どちらも私なんです。
そして、どちらの時間も、本当に楽しかった。
いいとこ取りの一日だな、なんて思いながら、帰り道を歩いていました。
疲れているのに、心地いい。その正体
さて、冒頭の話に戻ります。
なぜ、疲れているのに心地よかったのか。
答えは、たぶんシンプルです。
人とたくさん関わった一日だったから。
私は、話して伝えているときと、人の話を引き出しているときに、いちばん自分らしくいられます。
昼の研修も、夜のミーティングも、まさにそれでした。
疲れは残ります。声だって、その日は張りがなかったと思います。
でも、消耗とは違う疲れ方なんですよね。
これ、アナウンサーを目指しているあなたにも、きっと関係のある話です。
エントリーシートを書くとき、面接で自己PRをするとき。
多くの方が「実績」を並べようとします。
留学しました。
部長をやっていました。
資格を取りました。
もちろん、それも大事です。
でも、採用する側が本当に知りたいのは、そこじゃないんです。
「この人は、どんなときに生き生きするんだろう」
それが知りたい。
なぜなら、アナウンサーの仕事は、毎日毎日、人と関わり続ける仕事だからです。
現場で、スタジオで、取材先で。
人に会って、話を聞いて、それを伝える。
その連続に、耐えられるどころか「楽しい」と思える人かどうか。
そこを見られています。
あなたの「心地いい疲れ」はどこにありますか
だからね、エントリーシートを書く前に、ひとつやってみてほしいことがあります。
ここ1年を振り返って、
「疲れたけど、なんか良かったな」
そう思えた日を、思い出してみてください。
文化祭の準備でクタクタになった日かもしれません。
アルバイト先で、お客様と長々話し込んでしまった日かもしれません。
後輩の相談に、気づけば2時間乗っていた日かもしれません。
その日、あなたは何をしていましたか。
誰と、どんなふうに関わっていましたか。
そこに、あなたが本当に向いていることのヒントがあります。
逆に、「疲れただけで、何も残らなかった日」も思い出してみてください。
その違いが、自分を知る手がかりになるんです。
私の場合は、はっきりしています。
人と関わって、話して、引き出しているとき。
そのときの疲れは、心地いい。
逆に、ひとりで数字と向き合っているときの疲れは、ただ重たい_| ̄|○
これは良い悪いではなくて、単に、向き・不向きです。
自己PRは「盛る」ものではありません
面接で話す自己PRも、同じです。
すごい話をしようとしなくていいんです。
それよりも、
「私は、こういうときに力が出ます」
「こういう瞬間が、たまらなく好きなんです」
そう言えることのほうが、ずっと強い。
なぜなら、そこには嘘がないからです。
盛った話は、深掘りされると崩れます。
面接官は、何百人と見てきたプロですから、すぐにわかります。
でも、本当に心が動いた経験は、いくら掘られても崩れません。
むしろ、掘られるほど熱がこもって、相手に伝わっていきます。
これが、共感ストーリー®の力です。
静岡で営業幹部の皆さまにお伝えしたことと、アナウンサーを目指すあなたにお伝えしたいことは、実はまったく同じなんですよ(*^^*)
モノを売る前に、自分を知っていただく。
経歴を並べる前に、自分を知っていただく。
忙しさの中身が、その人をつくる
この日の私は、静岡から名古屋へ移動して、夜に打ち合わせ。
そして翌日は、三重へ向かう予定でした。
正直、あわただしいです。
ご当地の美味しいものを食べる時間すらありません(^^;
でも、まったく嫌じゃないんですよね。
忙しさそのものが心地いいのではなく、忙しさの「中身」が自分に合っているから。
ここが大事なところだと思っています。
あなたがこれから目指す仕事も、きっと楽な仕事ではありません。
朝が早い日もあります。
思うようにいかない日も、たくさんあります。
でも、その大変さの中身が、あなたの好きなものでできているなら。
続けられます。
むしろ、好きになっていきます。
だから、「つらくない仕事」を探すのではなくて、「心地よく疲れられる仕事」を探してほしいんです。
最後に
自己分析というと、身構えてしまいますよね。
長所は何か、短所は何か。
強みを言語化しなければ。
そうやって机に向かうと、だいたい行き詰まります。
でも、「心地よく疲れた日」を思い出すだけなら、できそうじゃないですか。
その日のことを、誰かに話してみてください。
話しているうちに、あなたの声が少し弾んでくるはずです。
その弾みこそが、あなたの答えです。
人は、自分が本当に好きなことを話すとき、いちばんいい声になります。
面接官が聞きたいのは、その声なんですよ^^
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