こんにちは!松下公子です。

整えられたデスク

「アナウンサーになれたら、知らない土地で暮らすことになるかもしれない」

地方局を目指しているあなたなら、一度はそんな不安を感じたことがあるかもしれません。

友達もいない。土地勘もない。
そこで本当にやっていけるのかな、と。

この記事では、いくつもの土地を渡り歩いてきた私が見つけた「居場所のつくり方」を書いてみますね。

アナウンサーは「転職のプロ」でもある

アナウンサーというと、しゃべりのプロというイメージがあると思います。

でも実は、転職のプロでもあるんです。

地方局のアナウンサーには、契約アナウンサーが多いんですね。
3年、5年という契約の中でアナウンサーをして、
「じゃあ、次はどうする?」となったとき。

アナウンサーであり続けるためには、また転職活動をして、ほかの局を受けることになります。

受ける範囲は、基本的に全国という方が多いです。

もちろん、住み慣れた土地やご実家の近くで、という方もいます。
でも「どうしてもアナウンサーでいたい」という人は、できるだけたくさん受けて、チャンスをつかみにいくんです。

私もそうでした。

フリーターから、最初に行ったのは新潟県の佐渡島。
周りには止められましたよ。
「佐渡なんて、知り合いいないでしょう」って(^^;

でも、やっぱりアナウンサーの仕事をやってみたかった。

その後は、愛媛朝日テレビへ。
試験で初めて足を踏み入れた土地で、四国に行ったこと自体がありませんでした。
そこに契約で3年。

一度東京に戻ってラジオNIKKEIで勤めたあと、結婚して名古屋へ。
専業主婦の時期を経て、ご縁があってメ〜テレでアナウンサーを経験し、今はフリーランスとして独立しています。

大学時代の東京から、佐渡、愛媛、また東京、そして名古屋。

アナウンサーは、その土地に馴染まなきゃいけない。
もっと言えば、そこで生きていかなきゃいけない。

だからアナウンサーは、居場所づくりの天才でもあるのかもしれません。

居場所づくりの答えは、たった一つ

では、見ず知らずの土地で、見ず知らずの人たちと、どうやって仲良くなっていくのか。

答えは一つです。

その土地や、関わる人の「好きなところ」を見つけること。

そもそもアナウンサーの仕事は、その土地やそこに住む人たちの魅力を掘り起こして、視聴者の方に伝えることなんですね。

だから仕事を通じて、自分もその土地や人をどんどん好きになっていく。

そして、
「〇〇さんのこういうところ、素敵ですよね」
「この土地って、こんないいところがありますよね」
と伝えていく。

そうすると、相手も自然とこちらに好感を持ってくれるんです。

佐渡では、知り合いのいなかった20代の私を、すごく大歓迎していただきました。
愛媛でもそうです。どの土地でも同じでした。

先に「好き」を伝えると、相手も「好き」を返してくれる。

もう、相思相愛ですよね(*^^*)

「好意の返報性」は、先に渡した人から始まる

これは心理学でも「好意の返報性」と呼ばれています。

自分に好意を示してくれた相手には、自分も好意を持ちやすくなる。
そんな心の傾向のことです。

ここで大事なのは、「先に」というところ。

居場所って、ただそこに居るだけの場所ではないと思うんです。
人と人との関わりの中で楽しい関係がつくれたら、本当にハッピーじゃないですか。

でも、それは待っているだけでは、なかなかできません。

だから、まずは自分から。

「好き」と伝えるのがストレートすぎるなら、
「好感を持っています」「興味があります」でいいんです。

もし会社やチーム、サークルなど、どこかの組織に属しているなら、
そこにいる人たちにも、その環境にも、
「ここ、いいですよね」と伝えてみてください。

すると、見ず知らずだった相手も「あ、気に入ってくれたんだ」と感じてくれます。

好意を向けられると、好意で返したくなる。
人の心って、そういうふうにできているんですね。

伝えるために、まず「いいとこ探し」から

ただ、ひとつだけ。

好きを伝えるには、まず自分がそれを感じていないと伝えられません。

だからこそ、「この場所のいいところって何だろう?」という、いいとこ探しをぜひしてみてください。

これは、アナウンサーを目指すあなたにとっても、きっと力になります。

地方局の試験や面接でその土地の話をするとき、好きなところを自分の言葉で語れるかどうか。
それは、土地の魅力を伝えるという仕事に向き合う姿勢そのものだからです。

知らない土地を不安に思う気持ちは、当然です。
私も佐渡に行く前は、知り合いがひとりもいませんでした。

でも、居場所は「見つかる」ものではなく、「つくっていく」もの。

そして、そのはじまりは、いつも「好き」を見つけることでした。

新しい場所に立ったあなたが、先に「好き」を伝えられたら。
きっとそこは、あなたの居場所になっていきますよ♪

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