こんにちは!松下公子です。

初対面の人と話すとき、沈黙が怖くなりませんか?
何か話さなきゃ。
間があいたら気まずい。
そう思って、つい自分ばかり喋ってしまう。
そんな方は、実はとても多いんです。
でもね。
喋らなくていいんですよ。
聞けばいいんです。
自分が喋るのではなく、相手に話してもらう。
それだけで、沈黙にならない時間は作れます。
アナウンサーの仕事には、インタビューがあります。
質問をして、相手にお話ししていただく仕事です。
実はそのとき、私たちはほとんど喋っていないんです。
話しているのは、だいたい8〜9割がインタビューのお相手。
アナウンサーは1〜2割くらいです。
この記事では、アナウンサーが現場でやっている「沈黙にならない会話のコツ」を3つお伝えしますね。
面接の待ち時間、グループディスカッションの始まり、内定者の集まり。
これから、初対面の場面はたくさんあるはずです。
1. 最初のひと言は、あなたから
1つ目は、自分から声をかけることです。
「それがハードル高いんです…」という声が聞こえてきそうですね(^^;
でも、想像してみてください。
講座やセミナーでグループになったとき。
誰から話し始めたらいいんだろう。
名刺交換していいのかな。
それとも、黙って資料を読んでおいたほうがいいのかな。
なんとも言えない、微妙な空気になること、ありませんか?
私も講座をする側としても、参加する側としても、この空気を何度も味わってきました。
そんなとき、誰かがひと言。
「こんにちは」
「どちらからいらっしゃったんですか?」
「今日、暑いですよね」
本当に軽いひと言でいいんです。
それだけで、初対面特有の固い空気が、ふっとまろやかになります。
そして相手は「よかった、話しかけてもらえた」と安心するんです。
「本当に暑いですね」
「名古屋から来たんですよ」
こうして、気軽に話せる雰囲気ができあがります。
誰かが沈黙を破らなければいけない場面で、あえてあなたが破る。
すると、その場の空気のハンドルを、あなたが握ることになります。
前に出て仕切る、という意味ではありません。
「最初に空気をほどいてくれた人」として、そっとハンドルを握っている状態です。
これが、会話の流れをつくる第一歩です。
2. 「それでそれで?」で、相手の話を引き出す
2つ目は、相手の気持ちを乗せる相づちを打つことです。
相づちといえば、「うんうん」「なるほど」「はい」。
もちろん、これも大切です。
でも、もう一歩。
相手にもっと気持ちよく話してもらうためのフレーズがあるんです。
「それでそれで?」
「で、どうなったんですか?」
「え、その続きは?」
こんなひと言です。
これを言われると、相手は
「あ、もっと話していいんだ」
「私の話を聞きたいと思ってくれているんだ」
と感じて、どんどん話してくださいます。
沈黙は生まれないし、相手は気持ちよく話せる。
いいことずくめですよね^^
言葉は、その場の会話に合わせて自由に変えてくださいね。
とても使いやすいので、明日からでもぜひ試してみてください。
3. テクニックより大切な「相手への興味」
3つ目は、テクニックというよりマインドの話です。
相手に興味を持つこと。
実は、1つ目も2つ目も、ここがなければうまくいきません。
「どちらから来たんですか?」のような軽い質問も、相手に興味がなければ出てこないんです。
それに、テクニックだけが上滑りすると、「それでそれで?」が棒読みになってしまいます。
「この人、本当に私の話を聞きたいのかな…」
そう思われてしまったら、逆効果ですよね。
心から目の前の人に興味を持つ。
すると「これ、聞いてみたいな」「どうなっているんだろう」と、質問が自然に湧いてきます。
とはいえ、誰にでも興味が持てるわけじゃない。
そう思う方もいるかもしれません。
ここで、私の大失敗をお話しさせてください_| ̄|○
アナウンサーになったばかりの頃、刀職人さんを取材したことがあります。
興味がなかったわけではないんです。
でも、まったく知らない世界なのに、ほとんど下調べをせずに行ってしまいました。
すると、聞きたいことが何も出てこない。
「私のことに興味がないんですね」
そう言われてしまいました。
会話は止まり、重たい沈黙に。
今でも忘れられない出来事です。
興味は、待っていれば湧いてくるものではない。
自分から向けにいくもの。
あのとき、身をもって学びました。
そしてもうひとつ、アナウンサーとしていろいろな方にお会いしてきて、確信していることがあります。
人は、ぱっと見の印象では決められない。
なんとなく話しかけづらそうだった人が、話してみたらすごく面白い方だった。
いろんなことを知っていて、たくさん教えてくれた。
逆に、こちらに興味を持ってくれた。
そんなことが、本当によくあるんです。
だから、もし「この人にはあまり興味が持てないな」と思ったら、
「話しかけたら、どんな話が出てくるんだろう?」
というところに興味を持ってみてください。
いろんな角度から興味を持つ。
それが、会話を続けるいちばんの土台になります。
聞くことと話すこと、どちらも大切
実は私、「自分の話をしよう」をテーマに本を書いています。
聞くことも大事だけど、自分の経験や思いを語ることがもっと大事。
ずっとそう伝えてきました。
でも、こうして書いてみると、「聞く」こともしっかりやってきたし、生徒さんやクライアントさんにも伝えてきたんだなと、改めて気づきました。
聞くことも大事。
自分の話をすることも大事。
要は、バランスなんですよね。
面接も同じです。
自分を語る力と、相手の問いをしっかり受け止める力。
その両方があってこそ、会話が生まれます。
最後に、3つのコツをおさらいしますね。
① 最初のひと言は、あなたから
② 「それでそれで?」で話を引き出す
③ 目の前の人に、心から興味を持つ
会話は、話し始める前から始まっています。
あなたが最初に声をかけるだけで、その場の空気は変わります。
人とのお付き合いが心地よくなると、毎日がもっと楽しくなりますよ(*^^*)
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