講師:岩﨑明美さん

岩﨑明美

  • 静岡放送 記者兼キャスター 情報・報道番組「ORANGE」担当
  • 静岡新聞 社会部記者
  • NHK佐賀放送局 キャスター ニュース番組「ただいま佐賀」担当

岩﨑明美さんの共感ストーリー®を引き出す10の質問

1, 子どもの頃はどんな子でしたか?
また、どんな職業につきたかったですか?

静岡県清水の茶農家に生まれました。遊び場は、茶畑。大自然の中で育ちました。
祖父母はミカンやキウイも育てていたので、収穫の時期は手伝いをした記憶があります。

また、幼い頃から、動物が大好きでした。近所にいた牛に一目惚れして、「酪農家になりたい」と両親に話していたそうです。笑

子どものころ
子どものころ

2,大学時代は何を頑張っていましたか?

大学時代は教員免許を取るための勉強に必死でした。大学4年生の時、母校に教育実習に行きました。

明るく素直な生徒たちと過ごした時間は、今でも大切な思い出です。

また、国際学部に所属していたので、在学中は海外に行くこともありました。ニューヨークの国連本部の勉強会に参加したり、コソボ共和国で現地の大学生と交流したりして、「国際協力」について学びを深めました。

大学時代
大学時代

3,アナウンサーになりたいと思ったきっかけは?

お茶姫
駿府お茶姫

きっかけは、大学時代に1年間務めた「駿府お茶姫」の経験です。

当時、原発事故によって静岡茶も風評被害を受けていました。県内全体の茶の売れ行きが低迷する中、正しい情報を伝え、安心して飲んでほしいと考え、お茶のPR活動をしていました。

その経験から、安心につながる情報発信の大切さを知り、アナウンサーを目指しました。
アナウンサーになると決めた時、テレビ局のアナウンサーや記者の著書やブログ記事などを読み、知人の紹介で実際にテレビ局社員のお話を聞きに行きました。

具体的にテレビ局の仕事や、アナウンサーの業務のイメージを掴むことができたので良かったです。

4,アナウンサーになるために努力したけど、上手くいかなかった・・そのときの状況をお教えて下さい

最初は、全くESが通りませんでした。

何がいけないのか分からず途方にくれた記憶があります。しかし、当時のESの写真は黒のスーツ姿にほぼノーメイク、志望動機は大学時代のボランティア活動の内容になっていたのです。

アナウンサーを目指すきっかけになった「駿府お茶姫」の経験も、なんだか恥ずかしくて書いていませんでした。採用担当者が見たときに「本当にアナウンサーになりたいの?」というESだったと思います。大反省です。

5,代表・松下との出会いとコンサルを受けるまでの葛藤が(あれば)教えて下さい。

松下さんを知ったきっかけはブログ記事です。

全くESが通過しないので「アナウンサー ES 通過」と検索した記憶があります。

そこで、松下さんのブログを発見。「誰でもアナウンサーになれる!」という言葉が目に留まりました。

松下さんの熱い言葉に引き寄せられるように、すぐ単発のコンサルを申し込み、新幹線に乗って直接お会いしに行きました。

6,松下のコンサルの中で、記憶に残っている出来事や言葉などを教えて下さい。

初めてお会いした時、松下さんのインタビュー力に感動しました。

持参したESの文章を添削するのではなく、自然な会話の中で私の潜在的な思いを引き出してもらった気がします。

私がアナウンサーを目指すきっかけになった「駿府お茶姫」の経験を話すと、「えー!どうして書いてないの!?」と本当に驚かれて、なぜ私が自分の経験を素直にESに書けないでいるのかという根本的なメンタルの部分まで掘り下げてくださいました。

また、私の過去の経験などをじっくり聞いたうえで、「その話は、志望動機につながるのでは」「こんな自己PRとして使えるのでは」と具体的に提案してくださったのが印象的でした。松下さんのおかげで、コンサル後のESは全て通過し、なんと1か月で内定しました。

7, アナウンサーになってよかった!と思った瞬間や出来事は何でしょうか?

地域にいるアンサング・ヒーロー(歌われることなき英雄)を伝えられた時、アナウンサーになって良かった!と思います。地域活性化の背景には、縁の下の力持ちたちが大勢います。ただの行事や取り組みの紹介をするのではなく、どんな人たちが、どんな思いで関わっているのかを伝えることにやりがいを感じます。取材からスタジオでの紹介まで、全ての過程に携わることができるのもアナウンサーの魅力だと思います。

アナウンサー②

8 , 今、振り返ってみて、アナウンサーになるためには何が必要だったと思いますか?

「自分の気持ちに素直になること」だと思います。

アナウンサーになりたい!という気持ち、アナウンサーになってこれをしたい!という気持ちが何より必要です。

本音ではない志望動機や自己PRでは、採用担当者の心に届きません。

アナウンサー受験に正解はないので、受験者さんの数だけ正解があります。正解を追い求めるのではなく、言い訳をせず、自分自身の気持ちに素直に向き合うことが最も必要だと考えます。

アナウンサー①

9, STORYアナウンススクールの講師として、何を大事な価値観として指導していますか?

「今ある経験や思いで勝負する」ことを大事にしています。アナウンサーを目指す大学生も社会人も一人ひとり、素晴らしい経験と熱い思いを持っていると思います。

ただ、うまく言葉で表現できていなかったり、アナウンサーの志望動機や自己PRに繋げられていなかったりするだけです。自分では当たり前のだと思うことでも、第三者の私からすると「大きな強みになる!」と感じることも多いです。

何か新しい経験や知識をつけ足す必要はなく、今ある経験や思いで十分勝負できます!その部分を言語化して、魅力的に伝えるお手伝いができればと思います。

10 , STORYアナウンススクール講師として成し遂げたいこと、夢や目標を教えて下さい。

講師としての仕事は、「活躍の場を見つける」お手伝いだと思っています。必ずしもアナウンサーになることが幸せだとは限りません。受講者さんが本当にやりたいことを掘り下げ、キラキラと活躍できる場を見つけたいと思います。

今後、自分自身もNHKキャスター、新聞記者、民放局記者兼キャスターとして学んだことを生かして、1つの物事を深く追及していくドキュメンタリーや調査報道などにも挑戦し、講師として伝えられることの幅も広げていきたいです。